写真と場所の保存として掲載いたします。
目次
写真
数は少な目ですが、撮影した写真を以下に掲載します!







オメガ塔の概要(オメガ公園の看板より)
概要
正式には「対馬オメガ局」といいます。(通称「オメガ塔」)この施設はオメガ航法システムの導入計画に基づき、海上保安庁が建設したもので、世界に8つあり、アジアには唯一対馬にありました。(オメガ航法は、2つのオメガ局から発する電波(超長波)の位相差を計測してその距離を求めることで自身の現在地を測位しながら航行するもので、主に船舶や航空機に利用する目的で導入されました。)対馬オメガ局は、昭和45年10月に建設工事が着手され、数々の難工事を経て、昭和50年(1975年)に完成しました。同年5月から供用開始され、以降、国際協力のもと、航路の安全航行に貢献しました。
しかし、近年の衛星通信技術の発達により、その機能をGPS(全地球測位システム)等に譲り渡す形で平成9年(1997年)9月末に閉局となりました。シンボルである鉄塔(右写真)を保存する声があったそうですが、維持管理等の問題から、解体することが決定し、平成10年に解体工事が開始されました。(平成12年3月末に完了)
解体された鉄塔の一部は、近海の漁礁として沈設され、また、高さ10mの鉄塔基部や直径3mの鋼管、地上と塔を繋いでいたワイヤーの一部が、この公園のモニュメントとして展示されています。
鉄塔項目
項目 | 説明 |
---|---|
型式 | 基部絶縁型3方6段支線式鋼管鉄塔 |
高さ | 基礎上面から頂部まで454.830メートル |
基礎上面高さ | 平均水面上 18.992メートル |
鋼管直径 | 3.0メートル |
支線 | 特殊鋼撚線 最大直径10センチメートル |
支線アンカー | 重力式 1基平均重量 760トン |
鋼管重量 | 1.166トン |
鋼基部荷重 | 2,800トン |
その他 | 頂部から半径約1kmに亘り傘型空中線16条を有する |
参考
オメガ塔の建設における貴重な動画がYouTubeにあったので紹介します。
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