スパルタンレースとは!走って障害物を超えて己の限界に挑むレース!ここは2024年9月新潟で行われたレース(BEAST)に参加したときの動画と記録を残したページです。
スパルタンレースとは
スパルタンレース
スパルタンレースとは
スパルタンレースは、世界40カ国・年間170レース以上が開催されている世界最高峰最大級の障害物レースです。近年の健康志向やランニング、トレーニング人気の高まりを受け、日本では2017年5月に初開催されました。
スパルタンレースの特徴は、各競技それぞれに5km~21km以上のランに加え、20~30個の障害物が設置されており、それらを参加者の肉体のみで乗り越え、ゴールを目指すタフなレースである点です。
また、レース中、参加者同士で助け合い障害をクリアすることが許されていますが、できない場合は、バーピージャンプ(スクワット・腕立て・ジャンプを1セットとして連続して行うトレーニング)を規定回数こなさなくてならないなど、ハードなルールも設けられています。
(出典:https://spartanracejapan.jp/about/)
このように、規定のコースを走り、設置された障害物を超えるものです。走りは平たんとは限らず、新潟の場合はスキー場を駆け上がるもので単純な距離では図れない場合もあります。障害物も簡単なものから、消防士並みの訓練をしていないとできないものまで多種多様です。毎年同じ障害物とも限りません。
参加者はドMかと思うほどのレースですが、完走したときのぶち上げテンションを味わってしまうと何度も参加してしまいます。
今回は、2024年9月に新潟県ガーラ湯沢で行われたBEASTに参加しました。
カテゴリー
スパルタンレースのカテゴリーは、国内の場合、大きく3つに分かれます。2022年冬にはスタディオンというものもありました。今回はBEASTに参加しました!
- BEAST 21km+障害物30
21キロの距離に加え、30の障害物が待ち構えるスパルタン・ビーストでは、筋力、持久力、揺るがない決意が試されます。予測不可能かつ巧みに設計されたコースや障害物の数々は、自分の限界を打ち破らなければ達成できない過酷さです。 - SUPER 10km+障害物25
フィットネスに打ち込み、どんな状況でも自分を追い込み限界を超えていくタフアスリート向きなのがスパルタン・スーパー。10キロの険しい道に25の障害物を配置したコースがスパルタンたちの行く手を阻みます。 - SPRINT 5km+障害物20
スパルタンレースの中で最も短いレースです。スパルタンレース初挑戦者や、前回よりも良いパフォーマンスを目指す参加者の間で人気があります。5kmにおよぶコース内に20の障害物が待ち受けています。
(出典:https://spartanracejapan.jp/about/)
海外では、BEAST以上に強烈なULTRA(50km+障害物60)というものもあります。こんなん1日で終わるんですかね…。
レースの備え方・装備品
国内でも年に数回開催されるスパルタンレースですが、ガーラ湯沢で開催されるレースは飛びぬけて難易度が高いです。これはBEASTだから、ではなく、そもそもこの開催地でのレースが高難易度ということです。そのため、SPRINTでも裾野のSPRINTとは難易度が全然違います。ランだけで言えば東京ドイツ村SUPERよりガーラ湯沢SPRINTのほうがきついです。
そんな場所なのに、BEASTレースが開催されるわけです。ランは距離21km、それも平地の21kmではなくスキー場での21km、つまり山を21km走るようなものです。単純比較はできないのですが、富士登山のうち歩行距離が長く、最も過酷と言われる御殿場ルート(往復歩行距離19.5km)を行うようなものぐらいの気持ちで臨む方がいいです。
レースの備え方(YouTube)
バッグ
今回のBEASTは相当長時間なレースになります!昨年も6時間のレースでしたし、途中軽食を食べるだろうということでウェストポーチを購入しました。とりあえず、それなりに容量があるもの(カメラも持っているのでバッテリが詰めるもの)、給水所でもらえる500mlのペットボトルが収納できるもので選びました。ここらの形状は好き好きですね。肩掛けタイプもよさげです。
軽食
軽食といっても、カロリーが高く持ちやすく常温でも美味しいものとなるとそんなに選択肢はありません。今回、inゼリーとカロリーメイトを持っていきましたが、良かったのはinゼリーです。カロリーメイトはクッキーのように食べられますが、口の中の水分が全部なくなりますのでこういう場では不向きかなと思います。
装備品
普段登山をしていない皆さま、レースでは足がズタボロになります。具体的には足の指先がボロボロになります。上りより、下り道で足先が靴の中でガンガンぶつかるので指先がダメージを受けるのです。以下の装備で何とか親指はカバーできました(が、その代わりに今回は小指が死にました)。
その他に長時間のランで踵が痛くなるのを抑えるため、踵用のサポータも購入。結果としては効果がありました。ただ、いきなりこれを付けて走ると違和感があるので、レース前に何度か付けて走って慣れておくのが大切です。
コースマップ・レースガイド
コースマップ
コースマップがこちら。2024年はBEAST参加ですので、こちらの赤線+緑線を走りました。見て分かるとおり、BEASTはオブスタ数よりもランの距離がめちゃくちゃ長い!
ガーラ湯沢コースの特徴
- 全体的にランニング部分は上り下りばかり(スキー場を逆走するところから始まる)
- ゴールはスタート地点から高さ800mぐらい上がったところなので、トータルでは登りが多い
- 開始直後から、最初のオブスタ2個(4ft wall と6ft wall)を除くと一気に距離5kmぐらいを登るのでここで相当体力削られる
- オブスタ設置場所は全体に散らず、固まりがち
- 途中、山の中を走る個所(SPRINTもある)があり、道はほぼ登山
- 道はほとんど砂利か土であり、アスファルト道は少ないことから靴選びが重要
- ゴール後、スタートまでゴンドアで下るのですが、ゴンドア搭乗締切りが16:30なので結構時間が無い
- 土の個所が多く、前日までの天候によってはぬかるみができる
(今年は快晴のため、ほとんどぬかるみなし) - 季節は夏ですが標高が高いため、気温は比較的ちょうどよい気温になりやすいのですが、今年は30度前後まで気温が上昇
- 給水所も一人一本制限となり、熱中症となる人続出。Competitive参加者限定のみの給水所(11番A frame cargoの後の給水所)があるなど、オープン参加者は水分管理が大切。
- 時間が無くなれば、途中コースの強制ショートカットなどされることもあります

コースマップ紹介動画(YouTube)
レースガイド
レース前にメールで連絡されるレースガイドです。

記録・写真
記録
フィニッシュタイムは6時間47分56秒でした。ほぼドンケツ!みんな速いなぁ…。
全体順位 | 年代順位 | 性別順位 | |
山下さん | 1119 / 1270 | 91 / 103 | 948 / 1058 |
マツ(自分) | 1120 / 1270 | 129 / 149 | 949 / 1058 |
ハイライト(YouTube)
まとめ動画の作成・尺が段々長くなりがちなので、レース終了後に速攻で動画を数秒毎に繋げただけのハイライトを作りましたので、以下に掲載。まとめ動画のアップが遅くなる関係でこちらの方が再生数が多いのはジレンマですね。
写真
レース中に撮った写真などは以下のとおりです。順番は時系列を意識しています。2024年から会場スタッフが撮影した写真の一部無料配布が無くなりました。全て有料となります。2023年までファイアージャンプとか無料で写真が手に入ったのに今後は有料だと結構きついですね。参加料も安くないし…。
写真代は、1枚単体購入なら2,640円。例えば出走したバンド番号で検索し、それにヒットしたもの全てを購入するならスペシャルDLというものができて、それだと9,900円。ただ、画像検索か何かでバンド番号を整理しているようで、必ずしも自分が映っているとは限りません。Go Proを頭にセットしているとバンド番号が隠れますので、そうなるとヒット数が激減してしまうので注意が必要です。
今回は2人で割り勘購入。一人では購入をためらう価格ですね(以下の写真は個人撮影と有料撮影が混じっています)。



































場所・アクセス
ガーラ湯沢
基本的には新幹線で越後湯沢駅に降りて、そこから徒歩30分ほど歩けばガーラ湯沢に着きます。ガーラ湯沢にも新幹線駅がありますが、こちらは冬季限定ですのでスパルタンレース当日は閉鎖されています。
みんなスパルタンレース出ようぜ!
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